悲しくはない。 嬉しくはない。 寂しくも、楽しくもない。 ただひたすらに虚しくて、 世界はこれでもかというほどに、 つまらなかった。 ──冷め切っていた。 多分そうなのだろう。 だけどそれが良いわけでも悪いわけでも、ましてや正誤なんて誰にも分からない。 今になって思うと──今だからこそ思うのか、 それはそこまで悪いことじゃなかったのではないかと思う。 冷めていなかったら、きっと今よりもひどいことになっていただろうから。