不毛な譚、誣罔な讒、

プロローグ
 悲しくはない。
 嬉しくはない。
 寂しくも、楽しくもない。
 ただひたすらに虚しくて、
 世界はこれでもかというほどに、

 つまらなかった。

 ──冷め切っていた。
 多分そうなのだろう。
 だけどそれが良いわけでも悪いわけでも、ましてや正誤なんて誰にも分からない。
 今になって思うと──今だからこそ思うのか、
 それはそこまで悪いことじゃなかったのではないかと思う。
 冷めていなかったら、きっと今よりもひどいことになっていただろうから。
次話へ→
不毛な譚、
誣罔な讒、

表紙 プロローグ

▲第一章 始動

最終更新日: 2007/08/17

TOPページ
ブログ
小説一覧

Web拍手です。
レイアウト変更